本文へ移動

やりたい仕事の見つけ方

採用担当者 大内 有司
 皆さんは将来、どのような職業に就こうと思っていますか?
数ある仕事の中から自分のやりたい仕事を見つける事は非常に難しい事だと思います。選び方の一つとして分かりやすいのが、自分が好きで得意な事を仕事にするという事ではないでしょうか。私がそうでした。
 
 私が学生の頃、1969年アポロ11号が月面着陸に成功した映像を見た時に、大変大きな感動を覚えました。平凡な学生生活を送っていた私にとって、人類が地球以外の惑星に降り立つなど、夢のまた夢のような出来事でした。そして、この頃から、将来、宇宙機器の開発に携わってみたいと思う様になったのです。
 
 私は、学生時代から図面を書くことが好きで得意でした。
当時CADは無く、全て手書きで行っていました。その為、製図者の能力によって、図面の上手い・下手=商品価値のある図面・そうでない図面がはっきりと分かれる時代でした。
(現在は二次元・三次元CADの操作さえ出来れば、個人差は出ない時代になりましたが、手書きの製図の知識が有るのと無いのとでは、正確さと敏速さに大きな差が出ると思います。)
 
 好き・得意を活かして、エンジニアリング会社に就職し、幸いにも、日本が大型ロケット開発を始めた頃から約40年間、ロケット設計のお手伝いに関わる事が出来ました。私の製図した組立図が機械工学便覧のロケット工学の章に使用された事もあります。
また定年を機に当社に再就職しましたが、やはり根底にあったのは「ロケット製作に関わりたい」という思いでした。
 
 ところで、皆さんがロケット産業の町工場と聞いてイメージされるのは、2015年TBS系列でドラマ化された第一作「下町ロケット」ではないでしょうか。
私もこのドラマを毎週欠かさず観ておりました。このドラマでは主人公の佃 航平がロケット開発の夢を捨てきれず、ロケットエンジン用バルブの開発に没頭する姿がリアルに描かれていました。また、ドラマ内で使われている部品に、実際に当社で製作しているロケットエンジンバルブ部品によく似たものも登場しました。親近感を覚えたのと同時に、このドラマで技術指導された会社の技術力は非常に高いものだと感じました。
 
 最後に、自分の好きな事や得意な事を仕事にすると、熱意をもって取り組む事ができますし、仕事に没頭する事で自分自身や会社の飛躍に繋がる事もあります。もちろん、いい事ばかりではありませんが、参考にして頂ければ幸いです。
株式会社小坂鉄工所
〒457-0802
愛知県名古屋市南区要町
4丁目26番地
TEL.052-611-5456
FAX.052-613-2381


■航空宇宙精密部品加工
TOPへ戻る