小集団活動記録
定期記録
~3/2小集団活動記録
2022-03-08
自製グリップゲージ
2/16の活動では、油を貯める部分となる穴を開け、圧力計取り付け部と給油口にタップを通す作業を行いました。(画像①~②)
完了後は実際に油を入れて圧力計を取り付けて、油が漏れたりしないかをチェックします。(画像③~④)
問題なく完了した為、次はピンの製作に移ります。
2/23は小集団活動はお休み、3/2の活動です。
今回はピンの製作です。
材料を切り出して、丁度良いサイズになるよう旋盤で外径を削ります。(画像⑤)丁度良いサイズというのは、次工程のフライスで作業しやすいサイズ感です。
外径加工が完了し、画像⑥のような感じになりました。
次回はフライス作業です。
2/9小集団活動記録
2022-02-17
自製グリップゲージ
前回作ったものを変形させてしまった為、今回は再設計からのスタートです。
機構を変えて、本体に力を加えるのではなく、本体に挿したピンに圧をかける形状にします。
前回は、壁厚が薄くなるよう削ったのに対して、
今回は内側の空洞(油を入れる部分)を狭くします。
また、給油口についても、前回は本体と圧力計をつなぐパーツの側面に開けていたのに対し、
今回は本体の底面になるようにします。
懸念事項としては、
ピン部分を爪でつかんだ時に安定して掴むことができるのか、ぐらつかないか、
などが挙げられましたが、「下手の考え休むに似たり」
という事で、まずはやってみようという結論になりました。
今回は本体部分となる材料の外径を削った所で時間となりました。
次回は油を入れる部分になる穴開け等を行っていきます。
2/2小集団活動記録
2022-02-03
自製グリップゲージ
何故これを作成する事になったのかの具体例として
今までに困っていた事をご紹介します。
新人が作業を行う時、経験が無い為
先輩社員が、実際に締める所を見せ
「大体これくらい」と教えていた。
とは言え、それで伝わるかというとかなり微妙。
強すぎれば材料が歪んでしまうし、弱すぎれば落ちてしまう。
グリップゲージで数値化できれば、曖昧だった部分が明確になり
教えやすく、失敗も少なくできる。
といった感じです。
<今回の活動>
さて、今回の活動ですが、
まず、
①「圧力計を組み付け、油で満たすパーツ」
これに油を入れて実際に測定できるか検証してみました。
結果:壁が厚すぎるのか、針は動かず…
次に、どれくらいまで壁を薄くする必要があるのか確かめる為、
②「キャップ式の空き缶に圧力計を組み付けたもの」
これに油を入れて実際に測定できるかの検証を行います。
空き缶の壁厚ですら圧力計が反応しないのであれば、
①の壁をこまめに削っても意味が無いので…
結果:針が動いた! ただ、強く締めると缶がつぶれて戻らなくなってしまいました
②で反応する事が分かったので、空き缶の厚み程では無いものの
①を旋盤で大幅に薄くして、再度測定してみました。
結果:針が僅かに動いた!
ここまで汎用旋盤でクランプしていたのですが、NC旋盤ならもっと大きな反応が見られるのではないかと、思い試してみました。
6kgf/㎠…反応は僅か
8kgf/㎠…目盛が異常な振れ方をして、掴む部分がつぶれて戻らなくなってしまいました。
掴んだ所が綺麗に凹み、爪の隙間部分が盛り上がってしまっています。
これでは、再製作した所で、8kg以上のものは計測出来ないですね。
という事で、次回は設計変更を行います。
~1/26小集団活動記録
2022-01-28
小集団活動ブログ開設
当社で行っている小集団活動について記録・紹介していく為、ブログを開設しました。
少しずつアップしていこうと思います。
自製グリップゲージ
チャック圧を測定する為の、グリップゲージを製作中です。
目的:
①今まで経験でやっていた事を数値化(見える化)する事で作業の安定化を図る。
②各機械の得手・不得手を見える化する。
汎用機では手の感覚でチャッキングするので個々にバラツキが生じます。
数値化して実際のチャック圧を見る事ができる方が、より信頼性が高まるでしょう。
1/12~1/26で
①「圧力計を組み付け、油で満たすパーツ」と
②、①の壁厚を薄くする加工をする為に使う「治具(やとい)をしっかり掴む為の爪」の加工をしました。
並行して、どこまで壁厚を薄くする必要があるのかを確認する用に、
③「キャップ式の空き缶に圧力計を組み付ける為のパーツ」の加工をしました。
次回は③に油の通り道を作る加工をして、空き缶に油を入れて実際に測定できるかどうかの確認をします。